平成27年第48回

【解答(胸腹水編)】平成27年第48回細胞検査士試験過去問の解説(問1-10)

こんにちは!

あすはやです。

平成27年度 第48回細胞検査士資格認定試験学科筆記試験の解説をしていきたいと思います。今回は胸腹水・その他 問1~問10の解説を行います。

学生で細胞検査士を目指す人、働きながら細胞検査士を目指す人、一緒に頑張っていきましょう!

胸腹水・その他(問1~問10)

胸腹水・その他 問1.尿細胞診について正しいものはどれか。

A.尿膜管癌は扁平上皮癌が多い.

B.デコイ細胞は悪性の判定に役立たない.

C.BCG 治療中の尿では類上皮細胞がみられる.

D.膀胱上皮内癌は自然尿中への腫瘍細胞の出現率が低い.

E.液状化細胞診(LBC)は尿検体には応用できない.

1:A B

2:A E

3:B C

4:C D

5:D E

解説

回答:3

尿膜管癌・・・膀胱にできる、まれな悪性腫瘍である。胎児の膀胱から臍の緒につながる管を尿膜管といい、出生後は閉鎖してしまうが、構造は残る。この尿膜管が癌化したものが尿膜管癌であり、組織型の大部分は腺癌である。

デコイ細胞・・・クロマチンはすりガラス状で、ポリオーマウィルス感染などで見られる。癌と見間違えやすいので注意。

BCG治療・・・ウシ型結核菌より得られた結核予防ワクチンを用いて、表在性膀胱癌の治療あるいは腔内再発の予防に用いる。この療法後の尿細胞診では、しばしばラングハンス型巨細胞や類上皮細胞をみる。

膀胱上皮内癌・・・尿中への腫瘍細胞の出現率は高く、尿細胞診が先行して陽性となることが多い。大型の細胞集塊で出現するこはほとんどなく、異型の強い腫瘍細胞が孤立散在性に多数出現する。

・液状化細胞診(LBC)は尿検体に応用可能である。

 

 

胸腹水・その他 問2.非浸潤性乳管癌について正しいものはどれか。

A.腫瘤として触知されることはない.

B.筋上皮細胞の介在は不明瞭である.

C.アポクリン型では良性のアポクリン化生に比して異型が強い.

D.神経内分泌分化を示すものが多い.

E.石灰化を伴うことはまれである.

1:A B

2:A E

3:B C

4:C D

5:D E

解説

回答:3

・非浸潤性乳管癌(上皮内乳管癌DSISともいう)・・・癌細胞の増殖が乳管内に限局し、周辺組織への間質浸潤がみられない。腫瘤を形成しない例が多く、リンパ節転移もほとんどない。症状では血性乳汁が出て、腫瘤が触知できない場合はDSISを疑う。

【補足】

低異型度DCIS・・・多彩性はなく、筋上皮細胞は減少あるいは消失している。腫瘍細胞のN/C比は症例により様々、核は軽度の核形不整を示しながらも緊満感がある。

・高異型度DCIS・・・コメド壊死を伴い壊死性背景。核形不整の明らかな異型細胞が大型あるいは小型集塊で出現。N/C比が高く、核小体が明瞭、核形不整が明らか。しばしば石灰化も観察される。

アポクリン型DCIS・・・核小体明瞭な円形核と豊富な顆粒状細胞質からなる腫瘍細胞が、シート状あるいは軽度重積する集塊で出現。良性アポクリン上皮とは異なり、細胞境界が不明瞭でしばしば壊死性背景をともなう。浸潤癌であるアポクリン癌よりも異型は軽度。

神経内分泌へ分化を示す乳癌・・・乳腺原発の神経内分泌腫瘍は形態学的特徴が胃腸管や肺の神経内分泌腫瘍に類似し、50%以上の腫瘍細胞に神経内分泌マーカーが発現する腫瘍とされている。神経内分泌乳癌は乳癌の約2-5%とされる。

 

胸腹水・その他 問3.甲状腺の細胞診について正しいものはどれか。

A.核内細胞質封入体は乳頭癌に特異的である.

B.濾胞性腫瘍は,ベセスダシステムで“悪性疑い”とする.

C.髄様癌ではライトグリーンに染まる無構造物質がみられる.

D.橋本病と MALT リンパ腫の鑑別は難しい.

E.未分化癌で好中球を認めることは殆どない.

1:A B

2:A E

3:B C

4:C D

5:D E

解説

回答:4

甲状腺乳頭癌・・・すりガラス状の核、核溝、核内細胞質封入体など乳頭癌に特有とされる核所見がある。

※核内細胞質封入体は甲状腺乳頭癌のほかに、肝細胞癌、褐色細胞腫、脂肪肉腫、ALK性未分化大細胞性リンパ腫、悪性黒色腫(Apitz小体)などでもみられるため、特異的な所見とは言えない。

甲状腺濾胞性腫瘍・・・乳頭癌の核所見を有さない濾胞上皮が主として濾胞状に増殖する。濾胞癌の診断は、腫瘍細胞の被膜浸潤、脈管浸潤、甲状腺外への転移のいずれか1つを組織学的に確認することである。ベセスダの定義では、濾胞性腫瘍は「濾胞性腫瘍あるいは濾胞性腫瘍の疑い」のカテゴリーである。

甲状腺髄様癌・・・傍濾胞細胞(C細胞)への分化(カルシトニン産生)を示す悪性腫瘍である。背景にコロイドは見られず、アミロイド物質が約半数の症例にみられる。アミロイド物質はライトグリーン好性、無構造で辺縁はやや角ばっている。腫瘍細胞は結合性が弱く、乳頭状、シート状、濾胞状配列を認めない。粗大顆粒状(ごま塩状)のクロマチンが特徴的。

橋本病・・・背景にコロイドを欠き、多数のリンパ球・形質細胞を主体とした炎症細胞が見られる。成熟小型、大型リンパ球、形質細胞、組織球など多彩性を示す炎症細胞が出現。ライトグリーンに濃染し、顆粒状の豊富な細胞質を有する好酸性濾胞上皮細胞が出現する。

MALTリンパ腫・・・85%は胃原発の疾患だが、肺、唾液腺、皮膚、甲状腺などにもできる。胃MALTリンパ腫では約90%の患者にピロリ菌が認められる。組織像は小型リンパ球、免疫芽球、形質細胞など多彩な炎症細胞が見られる。

橋本病とMALTリンパ腫の鑑別・・・どちらも多彩な炎症細胞が特徴的にみられ鑑別は困難である。

甲状腺未分化癌・・・甲状腺癌のなかでも最も悪性度が高く進行スピードが速い癌。細胞像は極めて異型度が高く、結合性は乏しく、孤立散在性に出現。核は大型でクロマチンに富み、核小体は大型で目立つ。背景にはリンパ球、好中球などの炎症細胞が目立つ。

 

胸腹水・その他 問4.胸腹水について正しいものはどれか。

A.結核性胸水では ADA(adenosin deaminase)が低値を示すことが多い.

B.癌性胸膜炎(細胞診陽性胸水)の原因として食道癌が多い.

C.悪性中皮腫は胸膜発生が最も多い.

D.漏出性腹水の原因として肝硬変症が挙げられる.

E.胃癌取扱い規約で腹腔洗浄細胞診の CYX は「癌細胞を疑う」である.

1:A B

2:A E

3:B C

4:C D

5:D E

解説

回答:4

結核性胸水・・・胸水中のADA(adenosine deaminase)値測定は、結核性胸膜炎の診断に有用な検査である。一般的に胸水細胞が好中球優位の時は細菌感染が疑われ、リンパ球優位の時は結核性胸膜炎や悪性胸水が鑑別の上位にあがる。胸水中のADAが、40-50UI/L以上の時、結核性胸膜炎の可能性が高いと考えられる。

癌性胸膜炎(細胞診陽性胸水)・・・癌性胸膜炎とは、癌細胞が胸腔内に播種することにより生じる胸膜の炎症である。肺癌に最も多く、次いで胃癌、乳癌、卵巣癌、膵癌などが頻度が高い。

悪性中皮腫・・・中皮細胞が悪性化したものである。胸膜に80~85%、腹膜に10~15%、心膜、精巣鞘膜にも発生する。組織型は、上皮型(約60%)、肉腫型(約20%)および混合型、2層型(20%)がある。

漏出性腹水・・・肝硬変、腎疾患、ネフローゼ症候群、心不全などで見られる。

胃癌取扱い規約・・・胃癌取り扱い規約ではCYが癌の進行度分類、根治療の指標として組み込まれている。

CY0:癌細胞を認めない。

CY1:癌細胞を認める。(stageⅣに分類する)

CX:CYを行っていない

 

胸腹水・その他 問5.脳腫瘍について正しいものはどれか。

A.悪性リンパ腫は T 細胞性が多い.

B.退形成性星細胞腫は予後良好である.

C.転移性脳腫瘍は原発性脳腫瘍より多い.

D.髄膜腫は EMA 陽性である.

E.髄芽腫は大脳白質に好発する.

解説

回答:不適切問題。正解はDのみ。

悪性リンパ腫・・・原発するリンパ腫の95%がDLBCLである。60~80歳代の高齢者で男性にやや多い。

退形成性星細胞腫・・・脳内にびまん性に浸潤するWHOグレードⅢの高悪性度星細胞腫である。膠芽腫へ進展する傾向がある。組織像は、腫瘍細胞の密度、核の多形性、クロマチン量、核細胞質比などが高く、核分裂像も認められるが壊死巣は認めない。多くの腫瘍細胞でGFAPの免疫染色が陽性である。肉眼的に全切除可能な退形成性星細胞腫の患者は予後が良好な可能性がある。

転移性脳腫瘍・・・頭蓋内以外の部位の癌が、脳内を中心に頭蓋内に移転し大きくなってしまったもの。平均寿命の伸びと癌治療の成績向上とともに増加し、全脳腫瘍の約10%が転移性脳腫瘍を発症すると言われている。なので原発性の方が多いと言われる。

髄膜腫・・・髄膜皮細胞から発生する脳実質外腫瘍。50~70%代にピークがあり女性に多い。免染でEMA、ビメンチン、サイトケラチン、が陽性。エストロゲンやプロゲステロンのレセプターが発現している。

髄芽腫・・・胎児性腫瘍。小脳に発生する未分化な小型細胞からなる腫瘍で7歳にピークがあり、およそ80%は15歳未満の小児に発生。男性にやや多い。好発部位は小脳虫部。脳脊髄液を介して播種を起こしやすく、悪性度は高い。

 

 

胸腹水・その他 問6.内分泌疾患について正しいものはどれか。

A.Basedow 病は自己免疫疾患である.

B.下垂体腺腫は下垂体ホルモンの産生を抑制する.

C.亜急性甲状腺炎は無痛性である.

D.ハッサル小体は副甲状腺腺腫にみられる.

E.褐色細胞腫は副腎髄質細胞に由来する.

1:A B

2:A E

3:B C

4:C D

5:D E

解説

回答:2

バセドウ病・・・甲状腺がびまん性に腫大し、甲状腺ホルモンが過剰分泌される疾患。型アレルギー。甲状腺ホルモンの受容体に対する抗体が産生され、その抗体が甲状腺刺激ホルモンの受容体に結合することで甲状腺が刺激され続ける。

下垂体腺腫・・・下垂体前葉の腺細胞から発生する腫瘍。頭内蓋腫瘍の約10%を占める。40歳前後に最も多く、トルコ鞍内に発育し、しばしば嚢胞を形成する。非機能性腺腫(約40%)プロラクチン産生腺腫(約30%)、成長ホルモン腺腫(約20%)副腎皮質刺激ホルモン産生下垂体腺腫(約5%)、甲状腺刺激ホルモン産生下垂体腺腫(約1%)、その他(約4%)。全体的にホルモン過剰分泌する腫瘍が多い

亜急性甲状腺炎・・・発熱と有痛性の甲状腺腫大を伴い、急速に発病するが数か月で自然寛解する疾患。

副甲状腺腺腫・・・副甲状腺にできる良性腫瘍。腫瘍はカルシウムとリン酸のバランスが乱れることが原因である。骨粗しょう症、尿路または腎結石、高カルシウム血症になる。

ハッサル小体・・・胸腺に見られる。胸腺髄質において胸腺網細胞が同心円状に配列した領域。

褐色細胞腫・・・副腎髄質や傍神経節から発生するカテコラミン産生腫瘍。クロム親和性細胞から発生し、良性と悪性が存在する。

 

胸腹水・その他 問7.リンパ節病変のうち誤っているものはどれか。

A.猫ひっかき病では好酸球膿瘍を認める.

B.亜急性壊死性リンパ節炎では好中球を認める.

C.結核性リンパ節炎では乾酪壊死を伴った類上皮細胞肉芽腫を認める.

D.伝染性単核球症は EBV の感染疾患である.

E.Piringer リンパ節炎では単球様 B 細胞が出現する.

1:A B

2:A E

3:B C

4:C D

5:D E

解説

回答:1

猫ひっかき病・・・猫などのペットにより引っ掻かれたりした後、1~3か月して、発熱とともに所属リンパ節が腫脹してくる。好中球や変性した好中球を貪食した組織球がみられると共に中型、大型のリンパ球が目立ってくる。

亜急性壊死性リンパ節炎(菊池病)・・・若い女性の頸部リンパ節腫大、発熱、薬疹様皮疹、白血球の減少、血性LDH、AST、ALTの上昇が見られる。リンパ節の細胞像では、核小体の腫大した類大型リンパ球の他に赤血球や核崩壊産物を貪食した組織球が見られる。(TBM)

結核性リンパ節炎・・・20~40歳女性の頸部に好発する。細胞像は壊死物質を背景に成熟リンパ球、形質細胞に混じって、類上皮細胞、ラングハンス巨細胞の出現が見られる。

伝染性単核球症・・・EBVの感染による血性LDHの上昇、白血球の増加、血液像で異型リンパ球の増多がみられる。

Piringer リンパ節炎・・・トキソプラズマ感染でみられる。小型リンパ球を背景に中型のcentrocyteと、大型で類円形の核を持つcentroblastが、核分裂やTBMを伴って出現。中型で腎形の核、小さい明瞭な核小体、豊富な淡明な細胞質を持つ単球様B細胞の集簇が見られる。

 

 

胸腹水・その他 問8.骨・軟部腫瘍について 誤っている ものはどれか。

A.骨巨細胞腫は長骨の骨幹に好発する.

B.骨の悪性腫瘍の中では転移性腫瘍が最も多い.

C.骨肉腫のレントゲン像では骨膜反応がみられる.

D.ユーイング肉腫は小型の円形細胞からなる.

E.デスモイド腫瘍は軟らかい腫瘍である.

解説

回答:2

骨巨細胞腫・・・長管骨の骨端に好発。20~40歳に好発し、15歳以下は稀である。破骨細胞に類似した多数の多核巨細胞および単核の間質細胞を認める。一応良性扱いだが肺転移を起こすことがある。

転移性骨腫瘍・・・体の他の部位に生じた悪性腫瘍が骨に転移したもの。原発性悪性骨腫瘍が非常に稀な病気であるのに対して、転移性悪性腫瘍は多くの進行した癌や肉腫で生じるため、頻度は非常に高くなる。

骨肉腫・・・10歳代に好発。長管骨の骨端部、特に大腿骨遠位、脛骨近位、上腕骨近位に好発。亜型があり様々な細胞像を呈する。ギムザ染色で淡紅色~赤紫色の無構造物質として認識される類骨が見いだされれば診断可能。X線では境界不明瞭な骨破壊像を呈し、骨融解像と骨硬化像が混在する。

【補足骨膜反応・・・緻密骨の外側にある線維性の被膜。通常はX腺では写らないが、創傷や骨腫瘤などを原因として起こる。骨周囲の骨膜への刺激による新骨形成反応。

ユーイング肉腫・・・長管骨の骨幹部、骨盤、肋骨に好発する。均一小型細胞よりなり、繊細な細胞突起をみる。CD99陽性。

デスモイド腫瘍・・・比較的若年者の筋肉内に発生し、硬い腫瘤を形成する。またMRIではT2強調画像で比較的低信号を示すことが多い。

 

胸腹水・その他 問9.乳腺の細胞像について 誤っている ものはどれか。

A.アポクリン化生は線維腺腫の特徴である.

B.葉状腫瘍では上皮細胞の二相性配列がみられる.

C.粘液癌は細胞質内粘液が特徴である.

D.背景の泡沫細胞は嚢胞性病変を示唆する.

E.髄様癌は背景にリンパ球がみられない.

1:A B

2:A E

3:B C

4:C D

5:D E

解説

回答:2

アポクリン化生・・・乳腺症や乳頭腫などの良性の病変に伴うことが多く、悪性腫瘍に伴うことは少ない。

葉状腫瘍・・・上皮系細胞と間葉系細胞のそれぞれの成分の増殖が見られることが特徴である。

粘液癌・・・特殊型乳癌の1つ。多量の粘液を背景に癌細胞集塊が浮遊ないし包みこまれる像を特徴とする。

嚢胞・・・乳腺症では、しばしば乳管の通過障害によると考えられる大小の嚢胞を形成する。分泌物や泡沫細胞を背景に、乳管上皮細胞やアポクリン化生を認めると嚢胞形成や拡張乳管が示唆される。

 

胸腹水・その他 問10.MALTリンパ腫について誤っているものはどれか. 

A.腫瘍細胞は胚中心芽細胞様の形態を示す.

B.低悪性度のリンパ腫である.

C.リンパ上皮病変(lymphoepithelial lesion/LEL)を認める.

D.B 細胞マーカーを用いた免疫染色が有用である.

E.放線菌感染との関係が示唆されている

1:A B

2:A E

3:B C

4:C D

5:D E

解説

回答:5

MALTリンパ腫・・・胚中心を経由した濾胞辺縁帯B細胞に由来する節外性B細胞リンパ腫。多くは自己免疫性疾患や慢性感染症と関連して発生する。胃MALTリンパ腫ではピロリ菌感染が多くの患者で認められる。予後良好、低悪性度のリンパ腫。組織像は反応性濾胞の辺縁帯から濾胞間領域にかけて増殖し、上皮内に浸潤してリンパ上皮病変を形成する。また胚中心細胞類似細胞、単球様B細胞、小型リンパ球、免疫芽球から構成される。

B細胞マーカーCD20、CD79a陽性、CD5、CD10、CD23は陰性。B細胞マーカーは陽性になるが、MALTリンパ腫の診断につながるものではない。

 

胸腹水・その他 問1~問10の解説は以上になります。

胸腹水・その他 問11~問20の解説はこちらになります。↓

【解答(胸腹水編)】平成27年第48回細胞検査士試験過去問の解説(問11-20)こんにちは! あすはやです。 平成27年度 第48回細胞検査士資格認定試験学科筆記試験の解説をしていきたいと思います。今回は...